今回の症例は、10歳女の子、左下霰粒腫です。
霰粒腫というのは、まぶたの脂の分泌腺が詰まって炎症を起こしてしまう病気です。
自然に治ったり、お薬で治ることもあるのですが、中には急に悪化して、まぶたの大きな赤みを伴ったしこりを作ってしまうこともあります。
こうなったら、放置しても一向に治りません。
早めに切開して摘出する方が早く治ります。

10歳女の子、2週間前からしこりができて、軟膏と塗っていたが、徐々に悪くなってきたということで来院されました。左下まぶたに赤く腫れあがった大きなしこりがありますね。
このまま放置すると破裂して、大きな傷跡を残します。また治りづらくなります。
むしろ皮膚切開して綺麗に摘出した方が綺麗になおります。
まぶたの裏からやらないのは、取り残しを極力防ぐためです。

いかにも痛そうですね。睫毛生え際ギリギリの場所で皮膚の皺に沿って切開して摘出しました。
もちろん当院では日帰り全身麻酔です。
そもそも手術時間が非常に短いので、全身麻酔のリスクは比較的低いですから、ご安心ください。
(もちろん万が一ということはあります)
では術後2週間を見ていきましょう。

どうでしょうか。少し赤みのある傷がありますが、霰粒腫は全て取り切れております。
術後2週間の傷としてはこのようなものです。ほとんど目立ちません。
後は自然に治るのを待つのみです。

術後半年です。ほとんど傷はわかりません。そうなんです。皮膚を切ってもちゃんと取り切れば傷は綺麗に治るのです。ただ一部再発する子もいますので、その点だけ注意ですね。
【費用】保険診療の場合:
眼瞼下垂(挙筋短縮)手術
健康保険適応 3割負担 50,000円(税込み)@両眼
睫毛内反症手術
健康保険適応 3割負担 40,000円(税込み)@両眼
霰粒腫摘出術
健康保険適応 3割負担 2,100円(税込み)@片眼
*自己負担額は保険負担割合や診療内容により異なります。
*他手術料金は都度お問い合わせください。
【主なリスク・副作用】
- 腫脹、内出血
- 左右差
- 瘢痕形成
- 感染
- 再発
- 再手術の可能性
※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。
※治療効果には個人差があります。
※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

コメント