今回の症例は10代女の子の逆さ睫毛です。上下内まで及ぶ重度の逆さ睫毛の場合、頭痛・眩しさ・痛みなど多彩な症状が出現します。小学校に入っても治らなければ早めに手術を検討した方がよいです。
では症例をみていきましょう。
10代女の子、小学校6年生より逆さ睫毛が気になるようになりました。頭痛や眩しさが出現し、なんとか睫毛パーマなどして頑張っていましたが、それでも耐え切れず自分で睫毛をずっと抜いていたようです。眼科で手術を勧められ、当院紹介受診となりました。

腫れぼったいまぶたをされています。逆さ睫毛もなんとなくありますが、もう少し近づかないと見えませんね。
顕微鏡でみてみましょう。


目頭までびっしり睫毛が生えており、眼球側に倒れ込んでいます。
眼球にも大きな傷がついており、自然に治る見込みはなかったので手術を行いました。
写真からわかるように、上下内の3部位の手術が必要です。
まず上から手術しました。上眼瞼形成術です。

術後2週間です。二重の引き込みで睫毛を立たせています。
その次、下まぶたの手術です。

下まぶたの逆さ睫毛も改善しました。しかしまだ・・・

目頭側の逆さ睫毛が治りきっていません。ここで内眥形成術を施行しました。


内側の逆さ睫毛が改善しているのがわかるでしょうか。
このようにして逆さ睫毛を順番に治療していっているのです。

最終的に術後3ヶ月くらいでここまで自然な仕上がりになりました。ちゃんとした手順で手術すれば逆さ睫毛は治ります。再発しやすいですから、適切な医療機関での手術をおすすめします。
【費用】保険診療の場合:
・眼瞼下垂(挙筋短縮)手術
健康保険適応 3割負担 50,000円(税込み)@両眼
・睫毛内反症手術
健康保険適応 3割負担 40,000円(税込み)@両眼
・霰粒腫摘出術
健康保険適応 3割負担 2,100円(税込み)@片眼
(*自己負担額は保険負担割合や診療内容により異なります。)
(*他手術料金は都度お問い合わせください。)
【主なリスク・副作用】
- 腫脹、内出血
- 左右差
- 瘢痕形成
- 感染
- 再発
- 再手術の可能性
※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。
※治療効果には個人差があります。
※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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