今回の症例は10代女性の上下逆さ睫毛についてです。
逆さ睫毛は生まれつきの体質であることが多いです。そして確かに自然に治ることもあります。
しかし小学校に入るくらいまでに治らなければ、基本的に自然に治らないと思っていいと思います。またこれ以降は何か症状あれば、あるいは眼科で眼球に傷があると言われれば、あまり待たずに手術に踏み切ってもいいと思います。その方がメリットが大きいと考えられるからです。
症例をみていきましょう。10代女性。幼稚園から逆さまつげに気づき、何件も病院を受診しましたが、大きくなれば治るといわれ、いっこうに治療されませんでした。最近1,2年で眼球の痛みが悪化し、涙もでるようになったため、近くの眼科に相談し、当院に紹介されました。

やはりぱっとみてはその重症度がわかりませんが、しかめっ面をされているのがわかりますよね。
顕微鏡でみてみましょう。


特に右目が結構ひどいです。直接まつげが眼球に刺さっています。
染めてみると・・・


涙がでるのがわかりますね。痛みの刺激のため、涙が自然と出てくるのです。
これはかわいそうです。そうなる前に早めの手術をすべきなのです。
ここまで眼球に傷がついていれば逆さ睫毛は立派な病気です。
上下とも逆さ睫毛手術を行いました。

術後2週間です。まだ傷が目立つ時期ですが、逆さ睫毛はしっかり治っています。
特に下まぶたは再発しやすいですから、やや過剰な仕上げにしないといけません。
このように術後早期から症状改善が見込めます。

涙もちゃんと減りました。術後の眼球の評価も顕微鏡でちゃんと行っております。
是非小さいお子さんでも日帰り全身麻酔で手術していますので、ご相談ください。
【費用】保険診療の場合:
・眼瞼下垂(挙筋短縮)手術
健康保険適応 3割負担 50,000円(税込み)@両眼
・睫毛内反症手術
健康保険適応 3割負担 40,000円(税込み)@両眼
・霰粒腫摘出術
健康保険適応 3割負担 2,100円(税込み)@片眼
(*自己負担額は保険負担割合や診療内容により異なります。)
(*他手術料金は都度お問い合わせください。)
【主なリスク・副作用】
- 腫脹、内出血
- 左右差
- 瘢痕形成
- 感染
- 再発
- 再手術の可能性
※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。
※治療効果には個人差があります。
※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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