20代女性の甲状腺眼症/バセドウ病によるビックリ目と眼球突出に対するステロイド注射と眼窩脂肪減圧術によるコンビネーション治療

今回は20代女性の甲状腺眼症/バセドウ病によって、ビックリ目と眼球突出になってしまった方に対する、ステロイド注射と眼窩脂肪減圧術を行った症例です。

20代女性です。1年前から甲状腺眼症を発症し、どんどん目が腫れてきたということで当院を受診されました。

このように右目がビックリ目になっています。これは炎症が眼球後方の筋肉を伝って、まぶたの筋肉まで及んでしまったために、上まぶたが引き攣れてしまった結果なのです。

下を見てもらうと、上まぶたが引き攣れているのがよりわかります。

また眼球突出もみられます。23/23mmと通常は18mm以内に収まっていますので、かなり突出しているのがわかります。

下から見るとはっきりしますね。

ご本人は見た目を特に治したいとのことでした。そのため自費手術で、眼窩脂肪減圧術を行う方針としました。

さてMRIをみますとわずかに炎症が残っていましたので、このまま手術をするわけにはいきません。

まず炎症=火事を鎮火させないといけないのです。この右上まぶたの引き攣れは減圧をしてもあまりよくならないのもあります。

ではどうするか、特殊な方法でまぶたの奥にステロイドといった炎症を抑える薬液を注射します。

では注射するとどうなったかお見せしましょう。

ここまでよくなりました!上まぶたの引き攣れがよくなっているのがわかります。

ここまで来て、眼球後方の炎症がMRIをみても完全にないことを確認して、さらにしばらく再発ないか経過をよくみてから、手術を予定します。

甲状腺眼症の管理は非常に厳重に行っているのです。

では眼窩脂肪減圧術を行った翌日を見てみましょう。皮膚を切らず結膜アプローチで行いました。

まだ内出血がありますが、かなり眼球が凹んでいるのがわかるでしょうか。

眼球の距離も若干近くなっております。

眼球の後方を操作するので視力障害のリスクもあるのですが、術後の視力も問題ありませんでした。

眼窩脂肪減圧術は術後半年でやっと完成しますので、術後半年の経過をみていきましょう。

ここまでよくなりました。比較してみましょう!

術前と術後です。ここまで変化します。元々の発症前の印象に近いですね!

炎症の再発もなく順調に経過して、当院は卒業されました。

甲状腺眼症をここまで総合的に手術まで管理してくれるクリニックはほとんどありません。

当院では甲状腺眼症に関する論文執筆や海外学会発表をたくさん行っております。

是非、診察だけでも構いませんので、ご相談ください。

【費用】眼窩脂肪減圧術(自由診療)

鹿嶋理事長指名:¥1,650,000

山名先生指名:¥880,000

指名なし(モニター必須):¥440,000

【主なリスク・副作用】

  • 腫脹、内出血
  • 左右差
  • 瘢痕形成
  • 感染
  • 再発
  • 再手術の可能性

※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。

※治療効果には個人差があります。

※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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