今回の症例は霰粒腫についてです。
みなさん、霰粒腫って薬で治ると思っていませんか?もちろん一部は軟膏などで自然に治ることもあります。
しかし一部には放置していると皮膚を突き破って破裂し、大きな傷跡を残すものもあります。尚且つ、破裂しても当然治りません。霰粒腫とはまぶたの板の中をアリの巣のように巣を作っているからです。
ですから適切な時期に摘出術を行わないといけないのです。
では症例をみていきましょう。
44歳女性。1週間前から急に痛みを感じて、まぶたが腫れてきて、次第に痛みが増大し、破裂してから、当院へ受診されました。術前です。

右上まぶたがパンパンに腫れています!破裂した後なのか、かさぶたがついていますね。
このように急速に進行するパターンもあります。なかなか、こうなってから切開摘出しても傷は綺麗に治りづらいこともあるのです。

拡大しても皮膚の損傷はよくわかりますね。急いで摘出術を行いました。

術後2週間です。かなり良くなりました。再発していないので傷は綺麗に治っていきます。
とはいっても、ぱっとみたら傷はわかりませんね。二重の近くで切開しているのでそんなに目立たないのです。

閉じたらなんとなくわかる程度でしょうか。
術後3ヶ月です。

もうわかりませんね。早期の処置が術後の傷の治りの速さに影響していたかもしれませね。
たかが霰粒腫。見た目に大きく影響する疾患です。おかしいな?と思ったら早めの受診を勧めます。
【費用】保険診療の場合:
・眼瞼下垂(挙筋短縮)手術
健康保険適応 3割負担 50,000円(税込み)@両眼
・睫毛内反症手術
健康保険適応 3割負担 40,000円(税込み)@両眼
・霰粒腫摘出術
健康保険適応 3割負担 2,100円(税込み)@片眼
(*自己負担額は保険負担割合や診療内容により異なります。)
(*他手術料金は都度お問い合わせください。)
【主なリスク・副作用】
- 腫脹、内出血
- 左右差
- 瘢痕形成
- 感染
- 再発
- 再手術の可能性
※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。
※治療効果には個人差があります。
※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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