挙筋機能が低すぎて全くまぶたが開かない!高齢の重症眼瞼下垂に対する前頭筋ナイロン吊り上げ術の術後経過について。

今回の症例は高齢の方で、挙筋機能がほとんど機能していない重症眼瞼下垂に対してどうするかという話です。

挙筋機能がほとんど機能していない場合、挙筋群短縮術という手がありますが、高齢の方にはなかなか負担が多い手術でもあります。長時間横になっていることすら難しい方も多いのです。

ではどうするかというと、ナイロン吊り上げ術といって、特殊な糸で、上まぶたと前頭筋という眉毛直上のおでこの筋肉を繋げておでこの力で開けれるようにする手術があります。

正直、見た目はあまりよくありません。しかしどんな重症眼瞼下垂でもそれなりに上がります。

また長年効果が持続するというわけでもないのです。ですが、短時間の手術で終わるというメリットもあります。

症例をみていきましょう。77歳男性。運転に支障がでてきたので、眼瞼下垂の手術希望で来院されました。

眉毛をここまであげても、全くまぶたが開いていません!

これで運転は危険すぎますね。顎を上げて物を見ているのも重症眼瞼下垂の特徴になります。

上をみてもらっても、挙筋機能はほとんど作用していないことがわかります。

高齢であること、なかなか長時間横になるのがつらいとのことで、前頭筋ナイロン吊り上げ術を行いました。

術後です。

どうでしょうか。少しだけ上がっています。

ご本人も見やすくなったと喜んでもらいました!

これだけでも症状は結構よくなるものです。どのような眼瞼下垂にも対応しますので是非ご相談ください。

・眼瞼下垂(挙筋短縮)手術

健康保険適応 3割負担 50,000円(税込み)@両眼

・睫毛内反症手術

健康保険適応 3割負担 40,000円(税込み)@両眼

・霰粒腫摘出術

健康保険適応 3割負担 2,100円(税込み)@片眼

(*自己負担額は保険負担割合や診療内容により異なります。)

(*他手術料金は都度お問い合わせください。)

【主なリスク・副作用】

  • 腫脹、内出血
  • 左右差
  • 瘢痕形成
  • 感染
  • 再発
  • 再手術の可能性

※掲載写真は患者様の同意を得て掲載しています。

※治療効果には個人差があります。

※掲載内容は一例であり、同様の結果を保証するものではありません。

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